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刀語 第8話 「微刀 釵」

2010年08月26日
8本目の刀は微刀 釵。
いよいよ幕府のある尾張の地へ。
京とは違い墨色の瓦に白壁の整然とした町並みに、あるいみ名古屋っぽい派手な屋敷が。
場に合わない屋敷にさんざん悪口をいうシチカですけれど、誰の屋敷かといえばやはりトガメの家でした。
彼女の家だけこんななのは理由があるんでしょうけれど、どんな理由なのでしょう。
否定姫がらみなのでしょうか。
次なる変体刀は江戸の不要湖に。
この当時江戸は湿地帯でしたから、不要湖という設定になったのでしょうか。
湿地帯というのも足場が悪いなど何かしら伏線になっているのかと思いきやスルーでした。
工房を守っていると思しきは日和号。
じつは変体刀の一本で、からくり人形というのがその正体。
鎧という刀もありましたけど、ここまで着ちゃいましたね。
人型ならまだしも自律人形はさすがにオーバーテクノロジー。
しかもシキザキの呪いや毒は関係なく、動力は光エネルギー。
エコなカラクリなのでした。
今まで作ってきた刀に技術の行く末にこのカラクリ刀があるとまだ自然なのですけれど、いきなりすぎますね。
大切な場所を一人、主がなくなっても守り続けるというのは、それなりの切ない話があるのがパターンですけれど、とくにシキザキと変体刀の過去話はなし。
かわいらしい顔をしているんだなと、シチカが言っていましたので、やっぱりモデルにしたのは想いのある女性なのでしょうか。
シキザキ自身がまだ謎のままですね。
このカラクリの技術を利用して生きているなんてことにはならないでしょうか。
今回は特に話に小技もなく外野での戦いも盛り上がりに欠け、倒し方もエネルギー切れとあっけなかったです。
ただシチカがいままでの自分を刀として見ていたのに対し、相手が本当にただの刀だということで今までの自分と、戦って変化した自分との違いというのをはっきりと認識していました。
相手に人間として認められたことに、改めて大きな自信を得たようです。
天才肌の人は基本を学ぶとそれまでの野生の部分というのが削がれて、結局は以前の良さを失って前よりも弱くなってしまうこともあるのですが、シチカは旅をへて確実に人へ、剣客へと成長しているようです。
金塊は二人とも興味ないのかなぁ。他の変体刀の在りかの参考にはならないようですけれど、何かしら役に立つのでは…。
中身を見るくらいはしてもいいと思いますけれど…。
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