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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第10話 『旅立チ・初雪ノ頃』 感想

2010年03月10日
この作品結構深いイイ台詞がありますね。
ゴールにたどり着いたと思ったが、実は単なる行き止まりだった。
それでも、迷った先でもきっとある出会いに感謝するカナタは、全てを肯定的に受け止めてくれます。
カナタの素直さは彼女の育ちのよさからなんでしょう。
カナタの家族の暖かさと愛情はよく表されますが、一方でそんな村を捨て軍に入隊したのは、ラッパの魅力に魅かれたことと、イリアとの出会い、そして若さからでしょうか。
カナタは兵役期間が終わったら家族の待つ故郷に帰るのかなぁ。それともこのまま軍に残るのか。
軍には残らない気もしますし、後輩にラッパを教えるようなことになるのかもしれないし、この砦の隊長にもなりそうです。
この作品の終わりッてなかなか想像できません。
補充兵を希望していたのも、リオが離れることを見越していたということなんでしょう。
当初予定していた兵でなく、ラッパを扱う通信兵なのも実はそう希望してたからで、フィリが感のするどい子だから、とも言ってましたね。
気持ちの踏ん切りは着いていないながらも、いつまでもこのままではいられないと思っていた。
ここがゴールではなく、行き止まりだと思ったときから。
どうでもよい場所だった砦が、真剣に離れたくない場所になったことで。
川での出来事やジャコットの過去など、いろいろな出来事がリオの過去と苦悩を掘り起こし、カナタが一人前になったこともあり決心がつきました。
フィリもなんとなくそうなる日が近いとは思ってたのでしょうけれど、未練でしょうね。
カナタが閲覧を希望していた軍事年鑑の行方を恍けてしまったり、イリヤの写真を見せられるのに慌てたり。
出会いはきっと最悪だったに違いないフィリとリオでしょうけれど、いまは心の置けない間柄のはず。この砦で一番成長したのはリオなのでしょうね。
二人の出会いも見たかったですね。
幻覚を見て雪の中に消えたジャコットと、その意味を知って涙するカナタたち。
砦でリオのトランペットの音に合わせペットを吹くカナタと良いシーンが多かったです。
ちょっとしんみりしてしまう話でしたけれど。
いよいよタケミカヅチに足がつきました。これで活躍の機会が訪れるのかなぁ。
隣国との交渉や状況など、少しきな臭い雰囲気が漂ってきています。
いよいよ実戦がはじまるのでしょうか。
それにしても敵とか、歴史とか、どうして今の世界になってしまったのか気になります。
作品としてはソコはありまり重要ししていないようですが。
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